ひとり出版社の始め方~百万年書房の場合~
「ひとり出版社の始め方~百万年書房の場合」を10月19日(金)に開催します。
百万年書房全点フェア(あなたの知らない本@田原町)にあわせ、代表取締役の北尾修一氏と、かつては北尾氏とふたりで同じ雑誌を作っていたこともある九龍ジョー氏が対談します。
『新潮45』休刊騒動を例に出すまでもなく、大手出版社の編集体制の疲弊と、流通システムの破綻は誰の目にも明らかになりつつあります。
その一方で、今までの業界のやり方にとらわれない新しい出版社、書店、流通も、まだ規模は小さいですが、増えつつあります。
このまま既存の「出版業界」にとどまっていていいのか?
少しでもそんな不安を感じたことのある方々のために、ひとり出版社の始め方をあらいざらいお話しします。
10月19日(金)
会場Readin’Writin’
開場1830/開演1900
参加費1500円
ご参加をご希望の方は、お名前、人数、連絡先を明記のうえ
info@readinwritin.netまでお願いします。
【プロフィール】
北尾修一
1968年京都府生まれ。編集者。
1993年6月1日から2017年8月31日まで、株式会社太田出版に在籍。
●最初に編集見習いとして担当した著者は、ビートたけし氏。芸能界第一線の緊張感を学びつつ、『完全失踪マニュアル』(樫村政則)、『セックス障害者たち』(バクシーシ山下)などの書籍を企画。同時に、雑誌『Quick Japan』にて企画・編集・執筆活動を行う。
●1996年3月、書籍シリーズ「800円本」を立ち上げる。「日本にもペーパーバックのような本を」という狙いで、全16冊刊行。『拝啓 小沢健二様』(Various Writers)、『自殺直前日記』(山田花子)、『消えた漫画家』全3巻(大泉実成)、『庵野秀明 スキゾ・エヴァンゲリオン』『庵野秀明 パラノ・エヴァンゲリオン』などのヒット作が生まれる。
●1996年11月、復刻マンガシリーズ「QJ漫画選書」立ち上げに参加(全16冊)。竹熊健太郎氏、米沢嘉博氏、宇田川岳夫氏が監修を務めた同シリーズのうち『怪談 人間時計』(徳南晴一郎)、『定本・悪魔くん』(水木しげる)、『聖マッスル』(ふくしま政美)などの編集に携わる。
●1999年2月より2003年8月まで(vol.23~vol.50)、雑誌『Quick Japan』編集長を務める。「News Magazine for Youth Culture」をコンセプトに誌面を刷新。主な特集はマリスミゼル、及川光博、忌野清志郎、どんと、椎名林檎、THA BLUE HERB、『バトル・ロワイアル』、ナンバーガール、菊地成孔(DCPRG、スパンクハッピー)、タモリ、クレイジーケンバンド、板尾創路、氣志團、ラーメンズ、BOREDOMS、「はねるのトびら」、など。※Vol.46以降は同誌発行人も兼任。
●2006年9月、松尾スズキ氏をスーパーバイザーに迎えた文芸誌『hon-nin』(季刊)を立ち上げ、編集長を務める(全12冊刊行)。同誌vol.11では明石家さんま氏を表紙に迎え、独占インタビューを掲載。
●2008年1月、雑誌『hon-nin』発の書籍シリーズ「本人本」を立ち上げ(全11冊刊行)。『ビートたけしのオールナイトニッポン傑作選』(兵庫慎司)、『君は白鳥の死体を踏んだことがあるか(下駄で)』(宮藤官九郎)、『男性不信』(辛酸なめ子)、『ほんたにちゃん』(本谷有希子)などを刊行。
●上記以外の主だった編集担当書籍は『星の遠さ 寿命の長さ』(松尾スズキ)、『方舟』(しりあがり寿)、『四畳半神話大系』(森見登美彦)、『ロックで独立する方法』(忌野清志郎)、『失点イン・ザ・パーク』(ECD)、『現代SF1500冊』全2巻(大森望)、『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』(坂口恭平)、『遺書 関東連合崩壊の真実と、ある兄弟の絆』(瓜田純士)、『年収90万円で東京ハッピーライフ』(大原扁理)、『定本・宮本から君へ』全4巻(新井英樹)、『日本×香港×台湾 若者はあきらめない』(SEALDs・編)、『創作あーちすと NON』(のん)など。
※24年間ぶんの全担当書籍は挙げきれませんでした。あしからずご了承ください。
九龍ジョー
ライター、編集者。編集を手掛けた書籍・雑誌ほか多数。著者に『メモリースティック ポップカルチャーと社会をつなぐやり方』(DU BOOKS)など。