2019年04月10日

在留外国人300万人時代の「〇〇人」と「国籍」をめぐる話

『国籍の?(ハテナ)がわかる本』(太郎次郎社エディタス)の刊行を記念して、5月18日(土)にトークイベントを開催します。

出演:木下理仁(ファシリテーター/東海大学教養学部国際学科非常勤講師)

「○○人」という意識は、どこから生まれてくるのでしょうか。

国? 生まれや血統? 母語?……じつは多くの人がモヤモヤしたままでいるかもしれません。

「国」だとすれば、そもそも国籍って、どう決まるのでしょうか。

○○国籍人=○○人なのでしょうか。

たとえば……

・多重国籍を認めている国は、世界に数十か国あります。

・よく勘違いされますが、「在日朝鮮人=北朝鮮の国籍をもつ人」ではありません。

・TVで聞く「日本人」力士、「日本出身」力士は、どちらも日本国籍をもつ力士です。

このイベントで、「あたりまえ」と思っていたことが、かならずしも「あたりまえでない」ということに気づくかもしれません。そして、もしかたら、自分がナニ人かわからなくなってしまうかも……?

木下理仁さんは、「多文化共生」「国際協力」「人権」「まちづくり」をテーマに各地でワークショップを行なってきたファシリテーター。参加者の発見を支援する仕事を、長年にわたり積み重ねてきました。

一見、無味乾燥な「国籍」というテーマが、日本の社会に存在するいろいろな問題につながっていきます。

ぜひ足を運んでみてください。

日 時:2019年5月18日(土)開場18:00 開演18:30         

会 場:Readin’Writin’ BOOKSTORE(東京メトロ銀座線田原町駅近く)  

参加費:1,000円(学生500円)

ご参加をご希望の方は、お名前、連絡先を明記のうえ、readinwritin@gmail.comまでお願いします。Readin’ Writin’ 店頭または電話(03-6321-7798)でも承ります。

木下理仁(きのした よしひと)ファシリテーター、コーディネーター/かながわ開発教育センター(K-DEC)理事・事務局長。「多文化共生」「国際協力」「人権」「まちづくり」をテーマに各地でワークショップを行なうとともに、大学などで講師をつとめている。1980年代の終わりに青年海外協力隊の活動でスリランカへ。帰国後、かながわ国際交流財団で16年間、国際交流のイベントや講座の企画・運営を担当。その後、東京外国語大学・国際理解教育専門員、逗子市の市民協働コーディネーターなどをへて、現職。1961年生まれ。趣味は落語。

2019.04.10. | Posted in event