スポーツ⇄ジェンダーを見つめよう
「女は弱い!」と決めつけられ、スポーツ界から女性が排除されていた時代、差別をはねのけ、圧倒的な心身の強さを見せつけて女性にもスポーツが可能であることを証明した偉大なアスリートたちがいました。
スポーツの歴史を変え、後世に道を切り開いた50人の女性アスリートを、おしゃれなイラストとともに紹介する伝記ビジュアルブック『歴史を変えた50人の女性アスリートたち』(レイチェル・イグノトフスキー著、創元社)の刊行を記念して、本書の翻訳者である野中モモさんと、元陸上競技選手で現在も指導者として活躍されている鯉川なつえさんをお招きして、トークイベントを行います。
男性中心に作り上げられたスポーツ界で、今も指導者の割合や給与・賞金額、メディア露出など多くの不平等が残る中、女性をとりまくスポーツの状況はどうなっているのでしょうか。また、多くの競技は女性と男性のリーグが分かれていますが、そもそも「性別」とは何を基準に決められるのでしょうか。
ジェンダーの視点からスポーツを、スポーツの視点からジェンダーをみつめ、これからの時代のスポーツやジェンダーの在り方について考えたいと思います。
【日 時】2019年6月2日(日)18:30開場/19:00開始(20:30終了予定)
【会 場】Readin’Writin’ BOOKSTORE(東京メトロ銀座線田原町駅徒歩2分)
【参加費】1,500円
ご参加をご希望の方は、お名前、連絡先を明記のうえ
readinwritin@gmail.comまでお願いします。
【ゲストプロフィール】
鯉川なつえ(順天堂大学スポーツ健康科学部先任准教授、陸上競技指導者)福岡県生まれ。筑紫女学園高等学校に進学と同時に陸上競技を始め、順天堂大学、三田工業㈱で長距離・駅伝やマラソン選手として活躍。その後大学院を経て、現在順天堂大学スポーツ健康科学部先任准教授、同大陸上競技部女子監督。2014年より女性スポーツ研究センター副センター長。主な研究テーマは、女性アスリートのコンディショニングおよびコーチングに関する研究。
野中モモ(翻訳者、ライター)翻訳者・ライター。訳書にロクサーヌ・ゲイ『飢える私 ままならない心と体』(亜紀書房、2019年)、レイチェル・イグノトフスキー『世界を変えた50人の女性科学者たち』(創元社、2018年)、ダナ・ボイド『つながりっぱなしの日常を生きる ソーシャルメディアが若者にもたらしたもの』(草思社、2014年)など。著書に『デヴィッド・ボウイ 変幻するカルト・スター』(筑摩書房、2017年)、共編著書に『日本のZINEについて知ってることすべて 同人誌、ミニコミ、リトルプレス 自主制作出版史1960~2010年代』(誠文堂新光社、2017年)がある。