2019年10月20日

フェミニズム入門ブック『シモーヌ――Les Simones』(現代書館)創刊記念トークイベント「フランスにおける女性と食―文学と職業をめぐって」

「コンフィチュールは自分の手で作らないといけないし、その間少しでも目を離してはいけません。それは1冊の本を作るのと同じくらい重大事なのです」――ジョルジュ・サンド(1804-1876)

「フランス料理の中で、ポロネギ・スープの単純さ、必要性に匹敵するものはない」――マルグリット・デュラス(1914-1996)

生きた世紀は違えど、筆を執ることと同じくらい「食」を大切にしていたフランスの女性作家、サンドとデュラス。

では、女性にとって「食」とはどういうものなのでしょう?

雑誌感覚で読めるフェミニズム入門ブック『シモーヌ――Les Simones』の刊行を記念して、フランスにおける女性と食をテーマにしたトークイベントを開催します。

本書に寄稿しているパリ在住のアトランさやかさんと翻訳者である新行内美和さんに、19世紀から現代までのフランスの食について、文学と職業をめぐりながら語っていただきます。

 

日 時:2019年11月6日(水)開場18:30/開演19:00

会 場:Readin’Writin’ BOOKSTORE(東京メトロ銀座線田原町駅徒歩2分)

参加費:1000円

ご参加をご希望の方は、お名前、連絡先を明記のうえ、readinwritin@gmail.comまでお願いします。

アトランさやか(あとらん・さやか)1976年生まれ。青山学院大学フランス文学科卒業。2001年に渡仏、パリ第四大学(ソルボンヌ大学)にて学び、修士号を取得。パリの日本語新聞『OVNI』でのコラム連載など、パリをベースに執筆活動中。著書に『ジョルジュ・サンド 愛の食卓』(現代書館)など。

新行内美和(しんぎょううち・みわ)パリ第三、第七大学で文学を専攻(文学修士)。フランス在住は十年ほどで、現在は東京で日仏文化学術交流に関わる一方、兼業翻訳者として活動中。また、ライフワークとして、フランス語と日本語による「おはなし会」を公共図書館などで開催している。

2019.10.20. | Posted in news