2020年01月26日

『足をどかしてくれませんか。』(亜紀書房)刊行記念イベント 「韓国と日本――フェミニズムの伝えかた、論じかた」

ジャーナリストや研究者など、メディアインサイダーたちが熱く語り合った『足をどかしてくれませんか。——メディアは女たちの声を届けているか』の執筆者の中から林香里、田中東子、李美淑の3人の女性研究者が登壇します。

いまフェミニズム関係の本が書店をにぎわしています。そのきっかけのひとつが、韓国の小説『82年生まれ、キム・ジヨン』。15万部を超え、それに後押しされるように、日本の書き手たちも次々と声をあげはじめています。互いに励まし合いながら、このムーブメントを続けるために、メディアは、そして学問は、これから何ができるでしょうか。

とりわけ、研究者たちは、客観的な事実を論じるだけでなく、自らの立ち位置や個人的な問題意識をどのように生かしていくことができるでしょうか。そして、研究や論争の場をどのように風通しのよいものにして、社会を変えていくことができるでしょうか。

アカデミズムの世界で女性が「研究者として生きること」の困難と可能性について、ご来場のみなさまともぜひ意見交換をしていきたいと思います。

日 時:2019年3月17日(火)開場18:30/開演19:00

会 場:Readin’Writin’ BOOKSTORE(東京メトロ銀座線田原駅徒歩2分)

参加費:1000円

ご参加をご希望の方は、お名前、連絡先を明記のうえ、readinwritin@gmail.comまでお願いします。

林香里(はやし・かおり) ロイター通信社東京支局記者、東京大学社会情報研究所助手、ドイツ、バンベルク大学客員研究員を経て、東京大学大学院情報学環教授。専門はジャーナリズム、マスメディア研究。著書に『メディア不信』(岩波新書)、『〈オンナ・コドモ〉のジャーナリズム』(岩波書店)、『テレビ報道職のワーク・ライフ・アンバランス』(大月書店・共編著)、訳書にドミニク・カルドン『インターネット・デモクラシー』(トランスビュー)などがある。本書では、「女性メディア研究者」の居場所探し」を執筆。

田中東子(たなか・とうこ) 大妻女子大学文学部教授。博士(政治学)。専門分野はメディア文化論、ジェンダー研究、カルチュラル・スタディーズ。主著として、『メディア文化とジェンダーの政治学』(世界思想社)『私たちの「戦う姫、働く少女」』(堀之内出版・共著)、編著として『出来事から学ぶカルチュラル・スタディーズ』(ナカニシヤ出版)、翻訳としてポール・ギルロイ『ユニオンジャックに黒はない』(月曜社)がある。本書では「パーソナルな思い出と、フェミニズムについてのブックガイドのようなもの」を執筆。

李美淑(い・みすく) 立教大学グローバル・リベラルアーツ・プログラム運営センター・助教。米国ハーバード・イェンチン研究所訪問研究員、東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム」特任助教を経て、現職。専門はメディア・コミュニケーション研究。東京大学大学院学際情報学府で博士学位(社会情報学)を2015年9月に取得、博士論文をもとに『「日韓連帯運動」の時代—1970-80年代のトランスナショナルな公共圏とメディア』(東京大学出版会)を出版。本書では「『殻』を破ろうとする韓国の女性たち」を執筆。

2020.01.26. | Posted in news