2020年02月10日

【開催は延期します。新たな日程が決まり次第、お知らせします 】

この先、これまでの出版業界が壊れることが確実な2020年だからこそ、「業界」の話ではなく具体的な本づくりの現場の話が聞きたいし、したい、と思いました。

つまり、この会では大きな話はNGです。日々の本づくりの小さなこだわりに着目して、そこをぐぐーっと掘り下げていきます。

具体的に言うと、「いつも良い本・雑誌を作っているなあ」と私(=百万年書房・北尾修一)が注目している編集者を毎月ゲストに迎えて、その仕事のディテールに着目し、同業者だからこそできる質問をぶつけて、実践的な本づくりのテクニックを聞き出す会にします。

同じ映画を観ても実際に映画を撮っている人じゃないとわからない楽しみ方や、同じ料理人じゃないと気づかないシェフのこだわり、そんなものはどの職種にもきっとありますが、その編集者ヴァージョンみたいな会になれば、と考えています。

 毎回のゲストや取り上げる本は「現役」「現在進行形」がマストです。私の中でレジェンドとなっている編集者や過去のベストセラーはいくらでも思いつきますが、今回のシリーズでは外します。

つまり、結果として現役編集者の人たちが翌日から仕事に役立つ話が聞ける会になるのではないかな、と。

ただし、その結果、「プロ編集者限定」「一見さんお断り」の会になるとは考えていません。著者、デザイナー、校正者として本づくりに関わりたい人や、将来編集者を目指す人にとっても、この会で交わされる実践的な話はヒントになるはずです。

で、最後に。 これは個人的なことですが、ひとり出版社なんか立ち上げてしまったもので、最近は資金繰りや在庫の数を考えることの方が多くなりつつある今の私にとって、結果的にこれが月に一度のリフレッシュ&友だちづくりの機会になるといいなー、という「一石二鳥」も密かに狙っています。

 【聞き手】 北尾修一(きたお・しゅういち) 百万年書房代表・編集者。1993年6月1日から2017年8月31日まで、株式会社太田出版に在籍。雑誌『Quick Japan』『hon-nin』の編集発行人を務めつつ、書籍・コミックの編集に携わる。2017年9月に株式会社百万年書房を設立し、『ブッダボウルの本』(前田まり子)『なるべく働きたくない人のためのお金の話』(大原扁理)『愛情観察』(相澤義和)『しょぼい喫茶店の本』(池田達也)『日本国民のための愛国の教科書』(将基面貴巳)『13歳からの世界征服』(中田考)『私の証明』(星野文月)などを刊行。最新刊は『ポスト・サブカル焼け跡派』(TVOD・著)。

 【日時とゲスト】 

 第1回・5月9日(土)18:30開場/19:00開演 ゲスト:金井弓子(かない・ゆみこ) 2012年、高橋書店入社。1年間の営業職を経て、書籍編集職に。『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』をはじめ、児童書から女性実用まで幅広い企画を担当。2016年、ダイヤモンド社入社。『せつない動物図鑑』、『わけあって絶滅しました。』、『続 わけあって絶滅しました』、『東大教授がおしえる やばい日本史』、『東大教授がおしえる やばい世界史』など、児童書を中心に担当。

 第2回・6月9日(火)18:30開場/19:00開演 ゲスト:松尾亜紀子(まつお・あきこ)編集プロダクションを経て、河出書房新社に15年間勤務。同社では田房永子『ママだって、人間』、北原みのり『日本のフェミニズム』、堀越英美『不道徳お母さん講座』、フレミング『問題だらけの女性たち』(松田青子訳)、オルダーマン『パワー』(安原和見訳)などフェミニズム、ジェンダー本を編集担当、2018年12月にフェミニズム専門出版社エトセトラブックスを設立する。翌年5月に、フェミマガジン「エトセトラ」創刊。刊行書に、牧野雅子『痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学』、短篇読み切りシリーズのウルフ『ある協会』(片山亜紀訳)。2020年も、3月刊マチャド『彼女の体とその他の断片』(小澤英実・小澤身和子・岸本佐知子・松田青子の共訳)を皮切りに、長田杏奈責任編集「エトセトラ」VOL.3など色々刊行予定です。

第3回・7月上旬に開催予定 ゲスト:坂上陽子(さかのうえ・ようこ) 2003年、河出書房新社に入社。「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」など単行本編集を経て、2019年1月より『文藝』編集長を務める。担当書籍に『想像ラジオ』(いとうせいこう)、『民主主義ってなんだ?』(高橋源一郎×SEALDs)、『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』(花田菜々子)、『居た場所』(高山羽根子)、『どうせカラダが目当てでしょ』(王谷晶)など。

※第4回以降のゲストも随時発表していきます。ご期待ください。

【参加費】 1500円(税込)

ご参加をご希望の方は、お名前、連絡先を明記のうえ、readinwritin@gmail.comまでお願いします。

2020.02.10. | Posted in news