2020年08月04日

【終了しました】『暗い世界』刊行記念トークイベント「なぜいまウェールズ文学なのか――炭鉱、労働、女性、地域ナショナリズム」

日本初のイギリス・ウェールズ文学の短篇集『暗い世界』(堀之内出版)の編者である河野真太郎さんと上智大学外国語学部教授の小川公代さんをお招きしてトークイベントを開催します。

ウェールズ文学の基本的な主題として、炭鉱(産業)からポスト産業、ナショナリズム、女性、さらには「周縁のモダニズム」といったテーマまで、現代社会に生きる私たちがウェールズ文学を読むときの「面白さ」を幅広く語っていただきます。

イベント前半にウェールズという国の基礎的な情報を河野さんからレクチャーしていただきますので、前提知識がない方でも安心してご参加いただけます。

話すテーマはたくさんありますので、「こんなテーマの議論を聞きたい」といったご意見も大歓迎です。皆様のご参加をお待ちしています!

日 時:2020年9月12日(土)開場18:30/開演19:00

会 場:Readin’Writin‘ BOOKSTORE(東京メトロ銀座線田原町徒歩2分)

参加費:1000円

ご参加をご希望の方はhttps://readinwritin200912.peatix.com/viewよりお願いします。

小川 公代(おがわ・きみよ) 上智大学外国語学部教授。1972年和歌山県生まれ。英国ケンブリッジ大学卒業(政治社会学専攻)。英国グラスゴー大学博士号取得(英文学専攻)。専門は、イギリスを中心とする近代小説。共著に『文学とアダプテーション ヨーロッパの文化的変容』(春風社、2017年)、『ジェイン・オースティン研究の今』(彩流社、2017年)、『幻想と怪奇の英文学』(春風社、2014年)、『文学理論をひらく』(北樹出版、2014年)、『イギリス文学入門』(三修社、2014年)など。

河野 真太郎(こうの・しんたろう) 専修大学教授。1974年山口県生まれ。関心領域はイギリスの文化と社会。著書に『戦う姫、働く少女』(堀之内出版、2017年)、『〈田舎と都会〉の系譜学』(ミネルヴァ書房、2013年)、共著に『文化と社会を読む 批評キーワード辞典』(研究社、2013年)、訳書にピーター・バーク『文化のハイブリディティ』(法政大学出版局、2012年)、共訳書にレイモンド・ウィリアムズ『共通文化に向けて―文化研究1』(みすず書房、2013年)など。

2020.08.04. | Posted in news