2020年11月05日

【終了しました】聡子の部屋 第11回「レイシズムとは何か―時代・地域・ジェンダーを横断する現象を語る」ゲスト梁英聖

11月の「聡子の部屋」は、反レイシズム情報センター(ARIC)の代表として活躍している梁英聖さんをゲストにお招きし、日本の「レイシズム 」問題を取り上げます。

梁英聖さんは、ちくま新書から著書『レイシズムとは何か』を今月刊行されます。今回は、その本の内容をもとに、日本社会を覆い尽くすレイシズムの問題、そして私たちはそれにどう対抗していけばよいのか、一緒に考えます。
本を読まれた方、これから読む方、どちらも歓迎です!

+++梁英聖さんからのコメント+++

新型コロナウイルス流行によって全世界でヘイトクライムやヘイトスピーチが激化しています。また米国やトランプ大統領はじめ世界の極右政治家が台頭し、それにより差別も激化しています。

なぜなのか。

その原因こそ、レイシズム(人種差別/人種主義)です。

レイシズムとは、人種や民族への差別にとどまりません。それは「死んでいい人間」を作り出す、権力です。
レイシズムは、災害や疫病蔓延時に、「死んでいい人間」をつくりだし、実際に差別させるよう人々を駆り立てる、権力関係なのです。
最悪なことに、この権力としてのレイシズムを、いま国家と極右政治家が行使して、社会を破壊しつつあります。

コロナウイルス流行下で、政治によって「死んでいい人間」を作り出す。

私はこの「レイシズムとは何か」というテーマで、ちくま新書から本を書きました。
今回のイベントでは、この本の基本的な内容について、お話しする予定です。

とくに次の点を取り上げる予定です。

・新型コロナウイルスとレイシズム
・日本のレイシズムの特殊性について
・レイシズムとセクシズムのインターセクショナリティ(交差性)
・一橋大学百田尚樹講演会中止事件の真相

日 時:2020年11月18日(水)18:30開場/19:00開演
参加費:1,500円

ご参加をご希望の方はhttps://satokonoheya011.peatix.com/viewよりお願いします。

梁英聖(ARIC代表)
反レイシズム情報センター(ARIC)代表。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程在籍。レイシズム研究。著書に、『日本型ヘイトスピーチとは何か―社会を破壊するレイシズムの登場』(影書房、2016年)、『レイシズムとは何か』(ちくま新書、2020年)がある。
ツイッター:https://twitter.com/rysyrys

【オンライン配信への参加方法】
配信は、YouTubeライブの限定公開にておこないます。
販売を締め切り次第(当日18:30ごろ)、お申し込み時にご入力いただいたメールアドレスへ限定公開用のURLをお送りいたします。そこから配信をご覧いただけます。
※申し込みされていない方とのURLの共有はご遠慮ください。また1つの画面を複数人で視聴する場合も、人数分のチケット購入をお願いいたします。URLが流出した場合、配信を停止することがあります。
※オンライン参加の場合は、質問などはできません。聞きたいことがございましたら、お申し込みの際にご入力ください。
※配信のトラブルで停止した場合は、 こちらでURLを再送いたしますので、しばらくお待ちください。お手元の映像が止まったけれども連絡が来ていない場合は、 ご自身の設定や回線をお確かめください。
※配信映像は、1週間程度限定でアーカイブ配信いたします。ネット環境等のためにオンライン配信を見られなかった方はこちらをご利用ください。

【会場での参加をご希望の方へ】
こちらの注意事項をよくお読みのうえお申し込みください。
新型コロナウイルス感染防止の観点から、会場参加は事前にお申し込みいただいた方に限定しております。お申し込みなく来店された方は、入店をお断りすることがございますので、ご注意ください。

会場:Readin’ Writin’ BOOK STORE
〒111-0042 東京都台東区寿2-4-7

聡子の部屋とは?】
ジェンダー、外国人差別、排外主義、LGBT、原発、基地、オリンピックなど、いま日本社会はさまざまな問題を抱えています。
この状況を私たちはどう受け止め、変えていくために、どんな行動をとればいいのでしょうか?
この連続イベントでは、幅広い交友関係を持つ社会学者の梁・永山聡子さんが、いま会いたい人たちをゲストに招き、現在の取り組みや今後について迫ります。

東京・田原町にある書店「Readin’Writin’ BOOKSTORE」で月1回開催します。途中の回だけの参加も大歓迎です。

2020.11.05. | Posted in news