2020年11月21日

【終了しました】「東京自粛 COVID-19 SELF-RESTRAINT,TOKYO」発売記念対談「コロナ禍が収められた写真群に想うこと。写真を知る」

本作は4月から始まる緊急事態宣言下の東京を撮影。時間軸で冷静に並べられた写真集は単に「瞬間」を納めただけの記録なのか?

本書刊行の経緯に始まり、写真という言葉、行為に込められた熱量を、写真家の時津剛と本書のアートディレクターであり、ファッション誌「PLEASE」の編集長、写真家でもある北原徹の写真をめぐる思考回路を紐解く。

今まさに第三波と呼ばれるコロナ禍真っ只中の東京。自粛要請が再度出るのか? という緊張感の中「自粛」を再度問いかける良い機会でもある。

ともに写真学校で専門教育を受けていないことも興味深く、また、ドキュメントとファッションの違いを含め「写真」を知る最良の機会になるであろう。

日 時:2020年11月28日(土)18:30/開演19:00

会 場:Readin’Writin‘BOOKSTORE(東京メトロ銀座線田原町徒歩2分)

参加費:1500円

ご参加をご希望の方は

https://readinwritin201128.peatix.com/

『東京自粛』

2020年4月7日。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受け緊急事態宣言が発出された。本書『東京自粛 COVID-19 SELF-RESTRAINT, TOKYO』は東京都民が自粛を余儀なくされ、街に静寂が訪れた瞬間を写真家の目が捉えた風景である。その東京は見慣れない新たな街へと変化し、人々に何かを問いかけているようだ。可視化されたコロナ禍の東京を一冊にまとめた本書は写真集としてだけではなく、歴史的な資料としても価値のあるものになると思われる。普段のひといきれを微塵も感じさせない東京の美しくもまた閑散と、そして異常な姿を収めた貴重な一冊。

『東京自粛』著者 時津 剛 (株式会社PLEASE刊) A4変形(正方形) ハードカバー 160ページ ISBN978-4-908722-15-8 本体4500円+税

〒164-0003 中野区東中野1-50-4 羽場ビル4階 株式会社 PLEASE

<著者略歴>
時津 剛(トキツ・タケシ) 写真家 1976年、長崎市生まれ。東京都立大学法学部政治学科卒。都市や人、現代社会をテーマに作品制作を続けている。写真展に「DAYS FUKUSHIMA」(2012年、銀座・大阪ニコンサロン)、「CELL」(2018年、ソニーイメージングギャラリー銀座)、「45seconds」(2019年、新宿・nagune)など。東京都在住

<対談相手略歴>

北原徹(キタハラ・トオル) ファッション誌「PLEASE」編集・発行人 フォトグラファー 元「POPEYE」副編集長。「週刊 SPA!」「anan」「POPEYE」「クロワッサン」などの編集に携わる。2016年3月9日にファッション誌「PLEASE」を創刊。編集ディレクションから写真撮影、文章、アートディレクション、時にはスタイリング、営業に至るまでをひとりで行う。男性誌、女性誌を超えたスタイルは世界でも珍しい。「POPEYE」時代からファッション撮影を始め「PLEASE」のファッション撮影のほぼすべてのほか、雑誌、カタログ、広告などを精力的に撮影している。写真集にパリコレクションで活躍するデザイナーGeoffrey B. Smallの100回目のパリコレを記念した「100」、3人展「TLRiK」の同タイトルがある。

2020.11.21. | Posted in news