2021年03月02日

【終了しました】連続トークイベント「いつもより具体的な本づくりの話を。」第9回ゲスト:草下シンヤさん(彩図社)

この先、これまでの出版業界が壊れることが確実な時代だからこそ、「業界」の話ではなく具体的な本づくりの現場の話が聞きたいし、したい、と思いました。

つまり、この会では大きな話はNGです。日々の本づくりの小さなこだわりに着目して、そこをぐぐーっと掘り下げていきます。

具体的に言うと、「いつも良い本・雑誌を作っているなあ」と私(=百万年書房・北尾修一)が注目している編集者を毎月ゲストに迎えて、その仕事のディテールに着目し、同業者だからこそできる質問をぶつけて、実践的な本づくりのテクニックを聞き出す会にします。

同じ映画を観ても実際に映画を撮っている人じゃないとわからない楽しみ方や、同じ料理人じゃないと気づかないシェフのこだわり、そんなものはどの職種にもきっとありますが、その編集者ヴァージョンみたいな会になれば、と考えています。

毎回のゲストや取り上げる本は「現役」「現在進行形」がマストです。私の中でレジェンドとなっている編集者や過去のベストセラーはいくらでも思いつきますが、今回のシリーズでは外します。

つまり、結果として現役編集者の人たちが翌日から仕事に役立つ話が聞ける会になるのではないかな、と。

ただし、その結果、「プロ編集者限定」「一見さんお断り」の会になるとは考えていません。著者、デザイナー、校正者として本づくりに関わりたい人や、将来編集者を目指す人にとっても、この会で交わされる実践的な話はヒントになるはずです。

で、最後に。 これは個人的なことですが、ひとり出版社なんか立ち上げてしまったもので、最近は資金繰りや在庫の数を考えることの方が多くなりつつある今の私にとって、結果的にこれが月に一度のリフレッシュ&友だちづくりの機会になるといいなー、という「一石二鳥」も密かに狙っています。

ゲスト:草下シンヤさん(彩図社)

聞き手:北尾修一さん(百万年書房代表)

日 時:2021年3月30日(火)開場18:30/開演19:00

会 場:Readin’Writin’ BOOKSTORE

参加費:1500円

ご参加をご希望の方はreadinwritin@gmail.comまでお願いします。

オンライン配信はありません

草下シンヤ 1978年、静岡県出身。豊富なアンダーグラウンド取材をもとにドラッグや裏社会に関する著作を多数発表。『裏のハローワーク』(彩図社)、『闇稼業人』(双葉社)、『半グレ』(彩図社)などを上梓。編集者として『売春島』『ルポ西成』『脱税のススメ』『怒羅権と私』『D.O自伝 悪党の詩』『雑草で酔う』などの書籍を担当。他にも、漫画原作者、YouTubeチャンネル「裏社会ジャーニー」プロデューサーなど、その活動は多岐にわたる。

2021.03.02. | Posted in news