【終了しました】「聡子の部屋」スピンオフ:編者・李里花さん(社会学者)が語る━トランスナショナルな視点と「朝鮮籍」
【どんな本なのか?】
2021年1月31日、一つの重要な書籍が発売されました。
その名も「朝鮮籍とは何か?ートランスナショナルの視点から」(明石書店)です。
みなさんは、「朝鮮籍」をご存知でしょうか?
植民地期朝鮮から日本に「移住した」朝鮮人とその子孫を分類するために、戦後の日本で創り出されたカテゴリーです。
近代・現代を通じて日本社会を構成してきた、朝鮮人、にまつわる重要な「こと」です。
にもかかわらず、「よくわかられてない」のが実態です。
知らなくていいはずがない、でも知る機会がなかったのではないでしょうか?
【イベントにきてわかること】
編者の李里花さんにこの本ができる経緯にとどまらず
「朝鮮籍」の基礎、語られ方、実態、そして、副題にある「トランスナショナル」な視点をお話ししていただきます。
聞き手は、「聡子の部屋」でお馴染みの、梁・永山聡子さんです。
今回のイベントでは、書籍を読んだ人も、そうでない人も(今後買ってくれる人?も!)
イベント終了後には、「朝鮮籍とは何か?」つかめているはずです。
日 時:2021年3月28日(日)開場18:30/開演19:00/終演21:00予定
※オンラインチケットの方には1週間程度のアーカイブ配信がありますので、お時間の合わない方はそちらをご利用ください。
会 場:Readin’Writin’BOOKSTORE(東京メトロ銀座線田原町徒歩2分)
参加費:1500円
ご参加をご希望の方はhttps://20210328spinoff.peatix.com/viewよりお願いします。
会場参加は人数を制限して実施いたします。
李里花(リ・リカ) 中央大学准教授。社会学博士。(専門:歴史社会学、移民研究、環太平洋地域研究)東京都立国際高等学校、中央大学総合政策学部卒業後、一橋大学大学院社会学研究科修士課程・博士課程修了。ハワイ大学コリアン研究センター客員研究員、韓国高麗大学アジア問題研究所コリアンディアスポラセンター客員研究員を歴任。現在日本移民学会理事・事務局長。主な研究に、『〈国がない〉ディアスポラの歴史:戦前のハワイにおけるコリア系移民のナショナリズムとアイデンティティ1903-1945』(かんよう出版、2015 年)等がある。自身は朝鮮籍ではなく、在日コリアンの母とコリアン・アメリカンの父の間で日米を往来しながら育った。
梁・永山聡子 立教大学兼任講師(専門:社会学・ジェンダー・フェミニズム研究、社会運動論、朝鮮半島の歴史と社会運動) 研究課題はポストコロニアル社会における植民地主義残滓のフェミニズム(旧宗主国と被植民地国におけるフェミニズムの権力関係)。事例として、リプロダクティブヘルツライツ、在日朝鮮人女性のアクティビズム、日本軍性奴隷制問題・解決運動から考察。特定NPO法人アジア女性資料センター理事、ふぇみ・ゼミ運営委員、在日本朝鮮人人権協会性差別撤廃部会・運営委員、希望のたね基金・運営委員。関東近郊8大学で非常勤講師をしている。在日朝鮮人3世である。著書:共著『社会学理論のプラクティス』(くんぷる)、『私たちの「戦う姫、働く少女」』(堀之内出版)。論文「『他者化』しない姿を模索する ―日本軍「慰安婦」問題解決運動と吉見裁判―」『歴史評論』など。