【終了しました】聡子の部屋 第36回 政治と日常をつなぎなおす アンジェラ・マクロビー著「フェミニズムとレジリエンスの政治」刊行記念トーク(ゲスト:田中東子さん)
カルチュラルスタディーズとフェミニズムの交差する地点で燦然と輝くアンジェラ・マクロビー初の邦訳書(『フェミニズムとレジリエンスの政治―ジェンダー、メディア、そして福祉の終焉』河野真太郎と田中東子の共訳)が9月に青土社から刊行されました。
政治や文化だけでなく、様々な抵抗運動でさえも経済的価値のもとに飲み込み、人間の尊厳を傷つけ、非人道的な関係を強いる新自由主義的なイデオロギーが猛威を振るう中、若い女性たちは社会に参画し、かつてのような福祉の支援が削り取られていく中、自分自身の能力と責任のもとで輝き続けることを求められる一方で、そうしたステージから転落してしまったとしても「自己責任」であるとされ救いの手を差し伸べられることがない社会。
マクロビーが書いているように、福祉を支える言葉と道徳がネオリベラリズム信仰の御言葉へと置き換えられ、言論空間の大部分が右傾化してしまったイギリスの事例を参照しながら、同様に社会正義を求める意志や弱者への共感が失われ、なんだかもう本当にどうしようもない状況に陥っているこの日本社会の作り直しについて、フェミニスト2人で語りつくす120分一本勝負!みたいな感じを予定しております。現地でもオンラインでも、ぜひご参加ください!カルチュラルスタディーズとフェミニズムの交差する地点で燦然と輝くアンジェラ・マクロビー初の邦訳書(『フェミニズムとレジリエンスの政治―ジェンダー、メディア、そして福祉の終焉』河野真太郎と田中東子の共訳)が9月に刊行されました。
政治や文化だけでなく、様々な抵抗運動でさえも経済的価値のもとに飲み込み、人間の尊厳を傷つけ、非人道的な関係を強いる新自由主義的なイデオロギーが猛威を振るう中、若い女性たちは社会に参画し、かつてのような福祉の支援が削り取られていく中、自分自身の能力と責任のもとで輝き続けることを求められる一方で、そうしたステージから転落してしまったとしても「自己責任」であるとされ救いの手を差し伸べられることがない社会。
マクロビーが書いているように、福祉を支える言葉と道徳がネオリベラリズム信仰の御言葉へと置き換えられ、言論空間の大部分が右傾化してしまったイギリスの事例を参照しながら、同様に社会正義を求める意志や弱者への共感が失われ、なんだかもう本当にどうしようもない状況に陥っているこの日本社会の作り直しについて、フェミニスト2人で語りつくす120分一本勝負!みたいな感じを予定しております。現地でもオンラインでも、ぜひご参加ください!
日 時:2022年12月15日(木)開場18:30/開演19:00
会 場:Readin’Writin’BOOKSTORE
参加費:1500円(会場、オンラインとも)
ご参加をご希望の方はhttps://satokonoheya036.peatix.com/viewよりお願いします。
田中東子(東京大学大学院情報学環・学際情報学府)
専門分野はメディア文化論、ジェンダー研究、カルチュラル・スタディーズ。1972年横浜市生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科後期博士課程単位取得退学後、早稲田大学教育学部助手および助教、十文字学園女子大学准教授、大妻女子大学文学部教授を経て、現職。第三波以降のフェミニズムやポピュラー・フェミニズムの観点から、メディア文化における女性たちの実践について調査と研究を進めている。
主要業績『メディア文化とジェンダーの政治学-第三波フェミニズムの視点から』(世界思想社、2012年)、『出来事から学ぶカルチュラル・スタディーズ』(共編著、ナカニシヤ出版、2017年)、『私たちの「戦う姫、働く少女」』(共著、堀之内出版、2019年)、『ガールズ・メディア・スタディーズ』(編著、北樹出版、2021年)、翻訳に『日本のヒップホップ―文化グローバリゼーションの〈現場〉』(イアン・コンドリー著、共訳、NTT出版、2010年)、『ユニオンジャックに黒はない――人種と国民をめぐる文化政治』(ポール・ギルロイ著、共訳、月曜社、2017年)、など
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ジェンダー、外国人差別、排外主義、セクシャル・マイノリティ、原発、基地、オリンピックなど、いま日本社会はさまざまな問題を抱えています。
この状況を私たちはどう受け止め、変えていくために、どんな行動をとればいいのでしょうか?
この連続イベントでは、幅広い交友関係を持つ社会学者の梁・永山聡子さんが、いま会いたい人たちをゲストに招き、現在の取り組みや今後について迫ります。
東京・田原町にある書店「Readin’Writin’ BOOKSTORE」で月1回開催します。途中の回だけの参加も大歓迎です。
公式HP https://www.satokonoheya.com/
Twitter https://twitter.com/Satoko_no_heya
Fecebook https://www.facebook.com/satokonoheyaroom
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オンライン配信への参加方法
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*販売を締め切り次第(当日18:30ごろ)、お申し込み時にご入力いただいたメールアドレスへオンライン配信用のURLをお送りいたします。そこから配信をご覧いただけます。当日18時30分以降にお申し込みの方は翌日の19時以降にあとから配信URLを送付します。
※申し込みされていない方とのURLの共有はご遠慮ください。また1つの画面を複数人で視聴する場合も、人数分のチケット購入をお願いいたします。URLが流出した場合、配信を停止することがあります。
※オンライン参加の場合は、質問などはできません。聞きたいことがございましたら、お申し込みの際にご入力ください。
※配信のトラブルで停止した場合は、 こちらでURLを再送いたしますので、しばらくお待ちください。お手元の映像が止まったけれども連絡が来ていない場合は、 ご自身の設定や回線をお確かめください。
※配信映像は、1週間程度限定でアーカイブ配信いたします。ネット環境等のためにオンライン配信を見られなかった方はこちらをご利用ください。
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会場での参加をご希望の方へ
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新型コロナウイルス感染防止の観点から、会場参加は事前にお申し込みいただいた方に限定しております。
お申し込みなく来店された方は、入店をお断りすることがございますので、ご注意ください。
会場:Readin’ Writin’ BOOK STORE
〒111-0042 東京都台東区寿2-4-7