2025年03月27日

【終了しました】【隠岐さや香×塚原東吾×鶴田想人】無知学は「新しい啓蒙」なのか──激動の時代に、改めて問う

私たちの〈知らないこと〉はどのように形作られるのか、そしてそれは世界をいかに形作るのか。そうしたユニークな角度から歴史や社会を問う「無知学」という学問が、近年盛り上がりを見せている。


 例えば、アメリカをはじめ世界各地に広がる反知性主義的な思想や保守イデオロギーが、大学や学問の自由を脅かし始めている。ネットやSNSによってあらゆる情報にアクセスしやすくなる一方で、何が本当で・何が嘘かがますますわかりにくくなっている。「私たちは無知の黄金時代を生きている」。そう無知学の提唱者はいう。

 いま、求められるのは「新しい啓蒙」なのだろうか。そしてそこには、〈無知についての知〉である無知学はどのように関わるのだろうか。

 『無知学への招待——〈知らないこと〉を問い直す』(明石書店)の刊行を記念して、『現代思想』無知学特集(2023年6月号)で対談されたお2人とともに、改めて無知学の今日的な意義について考えてみたい。

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 概 要

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日 時:2025年4月13日(日)18:30開場/19:00開演

    当日、開演直前にzoomのURLをメールまたはPeatix DMにてお送りいたします。
    1週間のアーカイブ配信あり。開催日の翌日以降、準備でき次第メールにてアーカイブ視聴URLをお送りします。

会 場:Readin’ Writin’ BOOK STORE(東京メトロ銀座線「田原町」徒歩2分)

参加費:1,000円(会場、オンラインとも)

ご参加をご希望の方はhttps://readinwritin250413.peatix.com/viewよりお願いします。

※会場で開催し、オンラインでの同時配信を予定しています。ただし、状況により登壇者の移動に困難が生じた場合などは、延期、オンラインのみでの開催となる可能性もございます。あらかじめご了承ください。

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 登壇者プロフィール

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鶴田想人(つるた・そうと)

大阪大学社会技術共創研究センター特任研究員。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。修士(学術)。専門は科学史・科学論。共編に『ジェンダード・イノベーションの可能性』(明石書店、2024)、『無知学への招待』(明石書店、2025)、共訳にシービンガー『奴隷たちの秘密の薬』(工作舎、2024)など。

隠岐さや香(おき・さやか)

東京大学大学院教育学研究科教授。専門は科学技術史。著書に『科学アカデミーと「有用な科学」』(名古屋大学出版会、2011)、『文系と理系はなぜ分かれたか』(星海社出版、2018)、共著に『「役に立たない」研究の未来』(柏書房、2021)、『ジェンダード・イノベーションの可能性』(明石書店、2024) など。

塚原東吾(つかはら・とうご)

神戸大学大学院教授。東京学芸大学教育学部化学科修士課程修了、ライデン大学医学部にて博士号を取得。専門は科学史。著書にAffinity and Shinwa Ryoku(Gieben, 1993)、共編に『科学技術をめぐる抗争』(岩波書店、2016)、『帝国日本の科学思想史』(勁草書房、2018)、『無知学への招待』(明石書店、2025)など。

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 配信について

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オンライン配信は、ZOOMを利用しておこないます。
Zoomアプリをインストールしインターネットに接続したPC、スマホ、タブレットなどをご用意ください。
当日、開演前にPeatixのDMおよび、お申し込みの際にご入力いただいたメールアドレスへミーティングルームへの招待URL、パスワードなどをお送りしますので、そちらからご参加ください。

なお、機材トラブル等で開始時間が遅れることがございます。また配信が不可能な状態になった場合は、終了後に録画を共有する形で対応させていただきます。あらかじめご了承のうえお申し込みください。

2025.03.27. | Posted in news