「文学フリマへの道」vol.3
「文学フリマに出展してみたいけれど、何から始めたらいいのかわからない」という声にお応えして「文学フリマへの道」というイベントを開催します。
文学フリマに出展経験のある様々なジャンルの作者をお招きして、作品の作り方・PR方法・文フリ出展後の活動など、具体的で実用的なお話を伺います。
3回目のゲストは、食と性に関するミニコミ誌「食に淫する」の編集・発行人、餅井アンナさん。
聞き手はリトルプレス「CINEMA TALK」が人気のイラストレーター、亀石みゆきさん。
餅井アンナさんからのメッセージは次の通りです。
自分の作った本を、目の前で誰かが手に取り、お金を出して買ってくれるというのは、何にも代えがたい素敵な体験です。
今回のトークでは、「本づくりの楽しさってどんなもの?」「同人誌を作って文フリに出店してみたいけど、何から始めたらいいか分からない」「出店したことはあるけど、もうちょっと色んな人に見てもらいたい」「自分の同人誌をもうちょっとだけブラッシュアップしてみたい」……そんな悩みや不安に寄り添うイベントにできればと思っています。
餅井が作っている食と性のミニコミ誌『食に淫する』や、合間合間にちょこちょこと出しているお話の本『真夜中のお菓子』や『明け方の空腹』の制作過程から、イベント会場で目に留まりやすいスペースレイアウトの方法や、「持って帰りたい!」と思ってもらえるような本づくりなど。「本づくりの知識ってどこで手に入れればいいの?」「仕事やステップアップに結びつくことはある?」「どこをどうすればいい本になるの?」といった疑問にもお答えいたします。
また、売れる/売れないに関わらず、自分の「好き」を詰め込んだ本作りは、自分の心を助けてくれるものでもあります。
人には話せないような悩みや苦しみも、創作活動に昇華すればこれまでとは違った捉え方ができるかもしれないし、誰にも分かってもらえないと思っていたような趣味も、本にしてみたら意外と仲間が見つかるかもしれない。一冊の本を作っていく過程で、自分の中ではものすごく多くのことが変わっている……そんなこともあるのではないでしょうか。
そういった「同人誌制作」の一種のセラピー的(?)側面についてもお話しをさせていただきます。
お越しくださったみなさんの質問などにもたくさんお答えしたいですし、もし制作した、あるいは制作途中の同人誌や企画があるという方は、ぜひ会場に持ってきてください。みなさんでそれとなく相談や交流ができる(一人がいい人はしなくてもだいじょうぶです)、静かだけど楽しい会にできたらいいなと思います。
日時:2019年8月18日(日)1830開場/1900開演
会場:Readin’Writin’ BOOKSTORE
参加費:1500円
ご参加をご希望の方は、お名前、連絡先を明記の上、readinwritin@gmail.comまでお願いします。
餅井アンナ(もちい・あんな):フリーライター。食と性、生きづらさについての文章を中心に執筆。webメディア「wezzy」にて「妄想食堂」、タバブックスのwebサイト「マガジンtb」にて「へんしん不要」を連載中。雑誌やwebなどで書評・作品レビュー・インタビュー構成なども。