2020年06月23日

連続トークイベント「いつもよりも具体的な本づくりの話を。」第1回ゲスト:坂上陽子さん

この先、これまでの出版業界が壊れることが確実な2020年だからこそ、「業界」の話ではなく具体的な本づくりの現場の話が聞きたいし、したい、と思いました。

つまり、この会では大きな話はNGです。日々の本づくりの小さなこだわりに着目して、そこをぐぐーっと掘り下げていきます。

具体的に言うと、「いつも良い本・雑誌を作っているなあ」と私(=百万年書房・北尾修一)が注目している編集者を毎月ゲストに迎えて、その仕事のディテールに着目し、同業者だからこそできる質問をぶつけて、実践的な本づくりのテクニックを聞き出す会にします。

同じ映画を観ても実際に映画を撮っている人じゃないとわからない楽しみ方や、同じ料理人じゃないと気づかないシェフのこだわり、そんなものはどの職種にもきっとありますが、その編集者ヴァージョンみたいな会になれば、と考えています。

毎回のゲストや取り上げる本は「現役」「現在進行形」がマストです。私の中でレジェンドとなっている編集者や過去のベストセラーはいくらでも思いつきますが、今回のシリーズでは外します。

つまり、結果として現役編集者の人たちが翌日から仕事に役立つ話が聞ける会になるのではないかな、と。

ただし、その結果、「プロ編集者限定」「一見さんお断り」の会になるとは考えていません。著者、デザイナー、校正者として本づくりに関わりたい人や、将来編集者を目指す人にとっても、この会で交わされる実践的な話はヒントになるはずです。

で、最後に。 これは個人的なことですが、ひとり出版社なんか立ち上げてしまったもので、最近は資金繰りや在庫の数を考えることの方が多くなりつつある今の私にとって、結果的にこれが月に一度のリフレッシュ&友だちづくりの機会になるといいなー、という「一石二鳥」も密かに狙っています。

第1回

聞き手:北尾修一(百万年書房代表)

ゲスト:坂上陽子(「文藝」編集長)

日 時:2020年7月23日(祝)開場1830/開演1900

会 場:Readin’Writin‘ BOOKSTORE(東京メトロ銀座線田原町駅徒歩2分)

参加費:1500円

ご参加をご希望の方は、お名前、連絡先を明記のうえ、readinwritin@gmail.comまでお願いしします。

なお、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、くれぐれも万全な体調にて、お越しくださいますようお願い申し上げます。

北尾修一(きたお・しゅういち) 百万年書房代表・編集者。1993年6月1日から2017年8月31日まで、株式会社太田出版に在籍。雑誌『Quick Japan』『hon-nin』の編集発行人を務めつつ、書籍・コミックの編集に携わる。2017年9月に株式会社百万年書房を設立し、『ブッダボウルの本』(前田まり子)『なるべく働きたくない人のためのお金の話』(大原扁理)『愛情観察』(相澤義和)『しょぼい喫茶店の本』(池田達也)『日本国民のための愛国の教科書』(将基面貴巳)『13歳からの世界征服』(中田考)『私の証明』(星野文月)『ポスト・サブカル焼け跡派』(TVOD)などを刊行。最新刊は『使ってはいけない言葉』(忌野清志郎)。

坂上陽子(さかのうえ・ようこ) 2003年、河出書房新社に入社。「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」など単行本編集を経て、2019年1月より『文藝』編集長を務める。担当書籍に『想像ラジオ』(いとうせいこう)、『民主主義ってなんだ?』(高橋源一郎×SEALDs)、『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』(花田菜々子)、『居た場所』(高山羽根子)、『どうせカラダが目当てでしょ』(王谷晶)など。

2020.06.23. | Posted in news