2021年05月04日

『学びの本質を解きほぐす』(新泉社)刊行記念トークイベント

その校則、本当に必要ですか? 不登校の原因は子どもにあるのですか?

「学校」という呪いから脱出する方法を一緒に考えてみませんか?

新泉社から4月に出版された『学びの本質を解きほぐす』(池田賢市著)の刊行を記念して、著者の池田賢市さん(中央大学文学部教授)に、「学校」が抱える問題についてお話しいただきます。聞き手は、編集者で「不登校・ひきこもりについて当事者と語りあう いけふくろうの会」世話人である伊藤書佳さんにお願いしました。

「学校」制度の問題点について、大いに語り合いましょう。

日 時:2021年6月6日(日)1830開場/1900開演

会 場:Readin’Writin’BOOKSTORE(東京メトロ銀座線田原町徒歩2分)

参加費:1500円(会場参加、オンライン配信とも)

ご参加をご希望の方はhttps://readinwritin210606.peatix.com/viewよりお願いします。

著者からのコメント

なぜ、子どもたちは学校で自由にふるまえないのか。学ぶことは楽しい行為のはずなのに、どうして「勉強」と表現され、まるで苦行のようにイメージされるのでしょうか。

人が人として生きていくための権利として、学びを解放したい。

これがこの本で皆さんに伝えたかったことです。

そのためには、わたしたち自身が学校によって叩き込まれた「成功物語」を思いっきり相対化し、疑い、その差別性や権力性を告発していく必要があるのではないでしょうか。

同時に、その「物語」をわたしたち自身が支えてきたということも自覚するべきではないでしょうか。――自ら進んで隷従していくメンタリティ。まさに呪いにかけられているかのようです。

そこで、いま世間で話題となっている「校則」、そして、50年にもわたって問題だとされ続けている「不登校」を入り口に、学校のあり方を考えてみたいと思います。

そうすれば、わたしたちが無自覚的に飲み込まれているその「呪い」から脱出できる道筋を見出せるのではないでしょうか。

今回のトークイベントでは、次のような具体的で単純な問いをめぐって、皆さんと一緒に考え、確認してみたいと思っています。

・なぜ「校則」は必要なのか、その正当性はどこに求められるのか。

・なぜ「不登校」は問題なのか、その根拠はどこにあるのか。

この答えの中に、「呪い」と「解放」の双方が組み込まれているはずです。

池田賢市 (いけだ けんいち) 1962年東京都足立区生まれ。筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得中退後、盛岡大学および中央学院大学での講師・助教授を経て、現在、中央大学(文学部教育学専攻)教授。博士(教育学)。大学では、教育制度学、教育行政学などを担当。専門は、フランスにおける移民の子どもへの教育政策および障害児教育制度改革の検討。1993~94年、フランスの国立教育研究所(INRP、在パリ)に籍を置き、学校訪問などをしながら移民の子どもへの教育保障のあり方について調査・研究。共生や人権をキータームとして研究を進めている。著書に、『フランスの移民と学校教育』(明石書店)、『教育格差』(共編著、現代書館)、『法教育は何をめざすのか』(編著、アドバイテージサーバー)、『「特別の教科 道徳」ってなんだ?』(共著、現代書館)など。

伊藤書佳(いとう・ふみか) 編集者・ライター。「不登校・ひきこもりについて当事者と語りあう いけふくろうの会」世話人。中学2年の2学期から学校に行かなくなり、学校解放運動に参加しながら大人になる。著書に、『超ウルトラ原発子ども』(ジャパンマシニスト社、1989年)、共著に『やだもん』(小学館、1987年)、『子ども発知りたい国連子どもの権利条約』(ジャパンマシニスト社、1990年)、『能力2040』(太田出版、2020年)、『自立へ追い立てられる社会』(インパクト出版会、2020年)などがある。

2021.05.04. | Posted in news