「中川学圖案繪集UKIYO」刊行記念トークイベント
住職でありながらイラストレーターとしての才能も発揮している中川学さんの初の作品集「中川学圖案繪集UKIYO」(玄光社、定価2500円)の刊行記念トークイベントを5月23日(水)に開催します。
ブックデザイナーの泉屋宏樹さんをお迎えし、UKIYOの本作り裏話、UKIYO掲載作品を中心に京都の絵やmonocleなどの現代を描いた絵の解説、中川さんと泉屋さんが一緒作った絵本の話などをしていただきます。
開場1830/開演1900
参加費1500円
お名前、人数、連絡先を明記のうえ、info@readinwritin.netまでお申し込みください。
中川 学(なかがわがく)/アトリエ・コボウズ
1966年生まれ。京都在住。浄土宗西山禅林寺派僧侶、慈舟山瑞泉寺住職。
1996年よりイラストレーションの仕事をはじめ、数々の書籍の装丁画や挿絵に作品を提供している。世界20カ国以上で読まれているロンドン発の情報誌『MONOCLE』やドイツの著名美術出版社『TASCHEN』が発行する世界のイラストレーター特集に掲載されるなど、世界へ活躍の場を広げる一方、時代小説の挿絵や装画を手がけ、そのベジェ曲線で描き出される日本の風物はどこか懐かしく新しい『和-POP』として世代を問わず親しまれている。近年絵本の仕事にも力を入れ、2014年刊行の『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』(汐文社)は20万部越えのベストセラーに。 最新作『だいぶつさまのうんどうかい』(アリス館)は発売半年で4刷となっている。また泉鏡花の幻想文学を愛し、絵本化をライフワークとしている。2013年『繪草紙 龍潭譚』(自費出版)、『絵本化鳥』(国書刊行会)は共にアジアデザイン賞受賞。関西の挿絵師集団『七人の筆侍』ノ四 TIS会員
●主な著作
「Happy Birthday Mr.B」コンテンツファクトリー(2008)
「1年に1度のアイスクリーム」コンテンツファクトリー(2010)
「泉鏡花×中川学 繪草子 龍潭譚」今泉版画工房(2011)
「絵本 化鳥」国書刊行会(2012)
「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」汐文社(2014)
「朱日記」国書刊行会(2015) 「夢はどうしてかなわないの?」汐文社(2015)
「京極夏彦 えほん遠野物語 やまびと」汐文社(2016)
「お笑いえほん しちふくじん」岩崎書店(2016)
「だいぶつさまのうんどうかい」アリス館(2017)
「UKIYO 中川学圖案繪集」玄光社(2018)
泉屋宏樹(いずみやひろき) アートディレクター/版画家
1974年 大阪府大阪市生まれ。大阪芸術大学芸術学部デザイン学科卒業。
東京、カナダ・トロントで活動後、大阪を拠点に独立。
デザインとアートを横断的に捉え、広告デザインをはじめ、CI / VI制作、ブックデザイン、アートイベントの企画等、幅広いデザインワークを展開。
近年では泉鏡花関連の仕事も多く、泉鏡花記念館のシンボルロゴや泉鏡花作、中川学絵による繪草子『龍潭譚』、『絵本 化鳥』(日・英版)、2018年には中川学氏の初作品集『中川学圖案繪集 UKIYO』の装幀も担当した。
2013年、第47回造本装幀コンクールで『絵本 化鳥』が読書推進運動協議会賞。
同年、アジアデザイン賞で繪草子『龍潭譚』が銅賞、『絵本 化鳥』がメリット賞を受賞。