2019年06月17日

読まなきゃ始まらない! 「戦う姫、働く少女」をめぐる怒涛のブックトーク

ジェンダーと労働研究会編『私たちの「戦う姫、働く少女」』(堀之内出版)


MeTooムーブメントの盛り上がりなどを受けて、いまフェミニズムやジェンダーをテーマにした本が次々と出版されています。

たくさんある本のなか、もっともいま読んでほしいオススメ本を、気鋭のジェンダー・労働研究者が1冊ずつ厳選し、その作品について熱く語ります!

登壇するのは、今年5月にジェンダーと労働研究会編『私たちの「戦う姫、働く少女」』(堀之内出版)を共著したメンバーです。

学会イベントでのパネルディスカッションが超満員で異例の盛り上がりを見せるなど、いま注目の5名です。

研究書から、小説、漫画まで幅広く取り上げていますので、ジェンダー、フェミニズムに興味がある方、ぜひご参加ください!


◆取り上げる本
◇河野真太郎のオススメ
 菊地夏野『日本のポストフェミニズム』(大月書店)

◇田中東子のオススメ
 チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房)

◇中村香住のオススメ
 未 幡『私の百合はお仕事です!』(一迅社)

◇川口 遼のオススメ
 杉田俊介『非モテの品格』(集英社)

◇永山聡子のオススメ
 ケイリン・リッチ『世界の半分、女子アクティビストになる』(晶文社)


◆日 時:2019年7月3日(水)開場18:30/開演19:00
◆会 場:Readin’Writin’ BOOKSTORE(東京メトロ銀座線田原町駅徒歩2分)
◆参加費:1000円

ご参加をご希望の方は、お名前、連絡先を明記のうえ、readinwritin@gmail.comまでお願いします。



◆登壇者プロフィール
◇河野真太郎(こうの・しんたろう)
専修大学法学部教授。専門はイギリス文学・文化ならびに新自由主義の文化と社会。著書に『戦う姫、働く少女』(堀之内出版、2017年)、共編著に『終わらないフェミニズム─「働く」女たちの言葉と欲望』(研究社、2016年)、翻訳にトニー・ジャット/ティモシー・スナイダー『20世紀を考える』(みすず書房、2015年)など。

◇田中東子(たなか・とうこ)
大妻女子大学文学部教授。博士(政治学)。メディア文化論、ジェンダー・スタディーズ、カルチュラル・スタディーズ。主な著作・翻訳に『メディア文化とジェンダーの政治学─第三波フェミニズムの視点から』(単著、世界思想社、2012年)、『出来事から学ぶカルチュラル・スタディーズ』(編著、ナカニシヤ出版、2017年)、ポール・ギルロイ『ユニオンジャックに黒はない人種と国民をめぐる文化政治』(共訳、月曜社、2017年)など。

◇中村香住(なかむら・かすみ)
慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程在籍。専門はジェンダー・セクシュアリティの社会学。現在の主な研究テーマは、メイドカフェにおける女性の経験について。

◇川口 遼(かわぐち・りょう)
ジェンダーと労働研究会主宰。首都大学東京子ども・若者貧困研究センター特任研究員。大妻女子大学、青山学院大学非常勤講師。専門は、家族・労働・福祉の社会学。ジェンダー/セクシュアリティ研究。

◇永山聡子(ながやま・さとこ)
一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程在籍。アジア女性資料センター運営委員。在日朝鮮人3世。専門は社会学、ジェンダー研究、旧宗主国と被植民地国のフェミニズムの権力関係。共著に『社会学理論のプラクティス』(くんぷる、2017年)、「『慰安婦』問題と関わること─できることを見つける旅」『戦争責任研究』(日本の戦争責任資料センター、2017年)など。

2019.06.17. | Posted in event