2020年11月06日

連続トークイベント「いつもより具体的な本づくりの話を。」第6回ゲスト:篠原一朗さん(水鈴社)

この先、これまでの出版業界が壊れることが確実な時代だからこそ、「業界」の話ではなく具体的な本づくりの現場の話が聞きたいし、したい、と思いました。

つまり、この会では大きな話はNGです。日々の本づくりの小さなこだわりに着目して、そこをぐぐーっと掘り下げていきます。

具体的に言うと、「いつも良い本・雑誌を作っているなあ」と私(=百万年書房・北尾修一)が注目している編集者を毎月ゲストに迎えて、その仕事のディテールに着目し、同業者だからこそできる質問をぶつけて、実践的な本づくりのテクニックを聞き出す会にします。

同じ映画を観ても実際に映画を撮っている人じゃないとわからない楽しみ方や、同じ料理人じゃないと気づかないシェフのこだわり、そんなものはどの職種にもきっとありますが、その編集者ヴァージョンみたいな会になれば、と考えています。

毎回のゲストや取り上げる本は「現役」「現在進行形」がマストです。私の中でレジェンドとなっている編集者や過去のベストセラーはいくらでも思いつきますが、今回のシリーズでは外します。

つまり、結果として現役編集者の人たちが翌日から仕事に役立つ話が聞ける会になるのではないかな、と。

ただし、その結果、「プロ編集者限定」「一見さんお断り」の会になるとは考えていません。著者、デザイナー、校正者として本づくりに関わりたい人や、将来編集者を目指す人にとっても、この会で交わされる実践的な話はヒントになるはずです。

で、最後に。 これは個人的なことですが、ひとり出版社なんか立ち上げてしまったもので、最近は資金繰りや在庫の数を考えることの方が多くなりつつある今の私にとって、結果的にこれが月に一度のリフレッシュ&友だちづくりの機会になるといいなー、という「一石二鳥」も密かに狙っています。

ゲスト:篠原一朗さん(水鈴社)

聞き手:北尾修一さん(百万年書房)

日時:2020年12月19日(土)開場18:30/開演19:00

会場:Readin’Writin’BOOKSTORE

参加費:1500円

ご参加をご希望の方はreadinwritin@gmail.comまでお願いします。

篠原一朗(しのはら・いちろう)水鈴社代表取締役。1978年東京都生まれ。小学生時代をスリランカで暮らす。大学卒業後、ゼネコン勤務を経て幻冬舎に入社。村上龍『新13歳のハローワーク』、雑誌「パピルス」の編集人などを務めたのち、2014年に文藝春秋に転職し、第二文藝部に配属(現在は業務委託として在籍中)。編集担当作に宮下奈都『羊と鋼の森』、野田洋次郎『ラリルレ論』、尾崎世界観『祐介』、瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』、藤崎彩織『ふたご』、川村元気『百花』など多数。2020年に新たな出版社である水鈴社を立ち上げ、第一弾ラインナップとして、瀬尾まいこ『夜明けのすべて』、小貫信昭『Mr.Children 道標の歌』を刊行。

2020.11.06. | Posted in news