2019年01月08日

「親子で読む! 東京オリンピック! ただし、アンチ」

「おそい・はやい・ひくい・たかい」103号『親子で読む! 東京オリンピック! ただし、アンチ』(ジャパンマシニスト社)刊行記念トークイベントを開催します。

著者の岡崎勝さん(小学校教員)と編集協力人の熊谷晋一郎さん(小児科医)が「熱狂」や「感動」の裏にかくされたオリンピック・パラリンピックの実際とスポーツのあり方について熱く!冷静に!語ります。

スポーツを押しつけられたくない人も、スポーツを楽しみたい人も、子どもたちといっしょにオリンピックを冷静に見つめ直してほしいのです。「誰もが素晴らしいというものには、一度立ちどまれ」なのです。(本誌「はじめに」より一部抜粋)

日 時:1月29日(火)1830開場/1900開演

会 場:Readin’Writin’ BOOKSTORE

参加費:1500円

〈出演者プロフィール〉

岡崎勝/1952年愛知県生まれ。小学校教員。フリースクール「アーレの樹」理事。1998年より「お・は」編集人。きょうだい誌「ち・お」編集協力人も務める。

「『勝たなきゃ意味なし』と私たちは思い込んではなりません。自分の子を勝ち組にすることだけに奔走している親は、人を見下すことに平気になり、ほかの子どもを「敵」として、最後には自分の子どもを戦士とみなします。でも、子どもたちは友達を大事にしたいし、仲良く笑い合いたいし、遊びたいのです。子育てや教育がおもしろいときも、つかれたときも、むかつくときも、いらだつときも、そして、放り出したいときも、『ち・お』と『お・は』を読んで元気と勇気をみつけください。」

著書に『ガラスの玉ねぎーこどもの姿を写し出す1年白組教室通信』『きみ、ひとを育む教師(ひと)ならばー「小学校の先生」といわれる私たちの仕事とその意味』(ともにジャパンマシニスト社刊)、『学校再発見!―子どもの生活の場をつくる』(岩波書店)ほか。

熊谷晋一郎/「1977年山口県生まれ。新生児の仮死の後遺症から脳性まひになり、以後車椅子で生活しています。幼児期から中学生くらいのあいだは、毎日リハビリに明け暮れていました。小中高校は普通学校で過ごし、大学在学中は、地域での一人暮らしを経験。卒業後は、千葉西総合病院小児科、埼玉医科大学病院小児心臓科勤務を経て、現在は東京大学先端科学技術研究センター准教授。障害や病気をもった本人が、みずからの困りごとについて「研究」する当事者研究に取り組んでいます。どうぞ、よろしくお願いいたします」

著書に『リハビリの夜』(医学書院、第9回新潮ドキュメント賞受賞作)『つながりの作法』(NHK出版)『ひとりで苦しまないための「痛みの哲学」』(青土社)『臨床心理学増刊号9号 みんなの当事者研究』(編者、金剛出版)ほか。

2019.01.08. | Posted in event