2021年08月02日

【終了しました】『二度の自画像』(東京外国語大学出版会)刊行記念トークイベント  アジア文学を読む「喜び」と「悲しみ」と

東京外国語大学出版会の〈物語の島アジア〉シリーズ第5弾『二度の自画像』(チョン・ソンテ著)刊行を記念して、本書の訳者である吉良佳奈江さんと、シリーズ第4弾『神々の時代』(ホアン・ミン・トゥオン著)の訳者である今井昭夫さんによるトークイベントを開催します。

現在と過去の記憶を丁寧なまなざしで映し出す韓国の短編12編と、南北に引き裂かれ、国に翻弄され続けた一族の歴史を描いたベトナムの大河小説。ふたつの文学作品の訳者が、韓国とベトナムの近現代史を背景に、「分断」「民主化」「多文化」などの視点から、文学が描いてきたこと、そして物語から見えてくる社会について、縦横無尽に語り合います。

日 時:2021年9月3日(金)開場18:30/開演19:00

場 所:Readin’Writin‘BOOKSTORE

参加費:1500円

ご参加をご希望の方はhttps://readinwritin210903.peatix.com/viewよりお願いします。

吉良佳奈江(きら・かなえ) 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程在籍中。法政大学講師。専門は韓国近現代文学。主な翻訳にチャン・ガンミョン『韓国が嫌いで」(ころから、2020年)、チョン・ミョングァン「退社」『たべるのがおそい』7号(2019年)など。

今井昭夫(いまい・あきお) 東京外国語大学名誉教授。専門はべトナム地域研究、べトナム近現代史。著書に『戦争・災害と近代東アンアの民衆宗教』(共著、有志舎、2014)、『記憶の地層を掘る アジアの植民地支配と戦争の語り方』(共編著、御茶の水書房、2010)。訳書にホアン・ミン・トゥオン『神々の時代』(東京外国語大学出版会、2016年)などがある。

2021.08.02. | Posted in news