2023年06月16日

【終了しました】神原月人『絶望オムライス』朗読会 (朗読:緒方桃子)

――ぼくは洋食屋に置き去りにされた子供だ。

衝撃的な書き出しから始まる感動の物語を耳から味わってみませんか。

フリーアナウンサー/ナレーター/朗読家の緒方桃子さん(元MBC南日本放送アナウンサー)は、現在各地で大人も子供も楽しめる朗読活動を実施中です。

『絶望オムライス』の内容を気に入っていただき、共同で朗読会を開催させていただく運びとなりました。

緒方桃子さんによる朗読、著者・神原月人さんとのミニトークを合わせて60分ほどのイベント後、神原・緒方両名への質疑応答を予定しております。

参加費に書籍代『絶望オムライス』(神原月人著/月と梟出版/税込1,760円)は含まれておりません。イベント当日は会場でも販売いたします。皆様のご参加をお待ち申しあげております。


〈神原月人コメント〉

『絶望オムライス』という物語は、題名こそ重苦しさに満ちていますが、中身はぜんぜん絶望ではありません。主人公の匠海は「殴る男」を父に持っており、食事の際、音を立てると父に殴られるから、匠海は「しょくじのじかん」が怖くて仕方がありませんでした。
思い出のオムライスを食べるときも、スプーンがお皿に擦れ、「かちゃん」と音がしてしまいます。動揺した匠海は「がちゃん」とスプーンを取り落としてしまいます。
匠海にとって、食事の音は恐怖そのものでした。かちゃん、がちゃん、と鳴った音が物語の終盤で、どう変化するか。「味」の描写だけでなく、「音」の描写にも配慮して小説を執筆しました。
このたび、貴重なご縁をいただき、朗読の題材にしていただけることとなりました。耳から味わうことによって、また新たな物語世界が広がることと思います。
ぜひ、ご一聴くださいませ。

〈緒方桃子コメント〉

『絶望オムライス』を読んで、神原さんの作品のファンになりました。
不遇な内容や重いエピソードも抱えているのに、全体で見ると爽やかで、恋模様も絶妙なライン。あと、料理がとてつもなく美味しそうです。香りや質感まで伝わってきます。
当日皆さまにこの作品をお届けできるのが楽しみです。
会場でお待ちしております!

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 概 要

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日 時:2023年7月27日(木)18:30開場/19:00開演
    オンライン配信はありません。

会 場:Readin’ Writin’ BOOK STORE(東京メトロ銀座線「田原町」徒歩2分)

参加費:1500円(会場のみ)


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著者プロフィール

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神原月人(かんばら つきひと)

東京都出身。『絶望オムライス』が第9回ネット小説大賞を受賞。『しょーもな記』が第1回曲木賞を受賞。

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朗読者プロフィール

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緒方桃子(おがた ももこ)

フリーアナウンサー/朗読家。鹿児島県に生まれ、幼少期よりミュージカル・ダンス・朗読に取り組む。2011年NHK全国高校放送コンテスト・朗読部門優勝、翌年の春の選抜高校野球開閉会式の司会も務めた。早稲田大学卒業後、2017年-2022年南日本放送にてアナウンサーとして活動。退職後は拠点を東京に移し、各地での朗読会開催に加え、司会、ナレーションなどで幅広く活動中。


__________________________________ 配信について

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このイベントはオンライン配信はありません。

2023.06.16. | Posted in news