2023年12月28日

【終了しました】聡子の部屋 第52回(1月31日)「ジェンダーからみる音楽文化史」 『「ピアノを弾く少女」の誕生──ジェンダーと近代日本の音楽文化史』刊行記念 ゲスト:玉川裕子さん

音楽と言えば、ジェンダーと無関係だと思う人が多いと思います。しかし、洋の東西を問わず、音楽実践にジェンダーは深く関わっています。例えば、 ヨーロッパの近代市民社会では、「良家の子女」にとってピアノが弾けることは必須の素養で、良き「持参金」と見なされていました。開国後の日本は、西洋音楽の響きとと もに、このイメージも受け入れていきます。
 しかし、近代日本の場合、一方で「ピアノを弾く少女」は「良妻賢母」イメージと結びついていましたが、他方で西洋音楽受容の最初期から活躍する女性職業音楽家も存在しました。それは、音楽の分野が「ジェンダーフリーだったことを意味しません。むしろ、音楽が纏っていたジェンダーイメージゆえだったと考えられます。
 女性たちの音楽実践には、幾重にもジェンダー規範が絡まっているのです。今回は、ドイツを中心としたヨーロッパとの比較もまじえながら、その一端を解きほぐしていきます。 

日 時:2024年1月31日(水)18:30開場/19:00開演

会 場:Readin’Writin’BOOKSTORE

参加費:1500円(会場、オンラインとも)

ご参加をご希望の方は聡子の部屋 第52回(1月31日)「ジェンダーからみる音楽文化史」 『「ピアノを弾く少女」の誕生──ジェンダーと近代日本の音楽文化史』刊行記念 ゲスト:玉川裕子さん | Peatixより。



ゲスト:玉川裕子さん(桐朋学園大学音楽学部)


1959年生。桐朋学園大学音楽学部教授。4歳の時よりピアノを習い、音高、音大進学。音大卒業後に食べていけない現実に直面し、その背景を探るべく、女性と音楽の関係に着目し、ジェンダー視点からの音楽史研究(主に近代ドイツと日本)に取り組む。著書『「ピアノを弾く少女」の誕生――ジェンダーと近代日本の音楽文化史』(青土社、2023年)他。

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「聡子の部屋」とは?
ジェンダー、外国人差別、排外主義、セクシャル・マイノリティ、原発、基地、オリンピックなど、いま日本社会はさまざまな問題を抱えています。
この状況を私たちはどう受け止め、変えていくために、どんな行動をとればいいのでしょうか?
この連続イベントでは、幅広い交友関係を持つ社会学者の梁・永山聡子さんが、いま会いたい人たちをゲストに招き、現在の取り組みや今後について迫ります。

東京・田原町にある書店「Readin’Writin’ BOOKSTORE」で月1回開催します。途中の回だけの参加も大歓迎です。

公式HP https://www.satokonoheya.com/
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オンライン配信への参加方法
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*販売を締め切り次第(当日18:30ごろ)、お申し込み時にご入力いただいたメールアドレスへオンライン配信用のURLをお送りいたします。そこから配信をご覧いただけます。当日18時30分以降にお申し込みの方は翌日の19時以降にあとから配信URLを送付します。
※申し込みされていない方とのURLの共有はご遠慮ください。また1つの画面を複数人で視聴する場合も、人数分のチケット購入をお願いいたします。URLが流出した場合、配信を停止することがあります。
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※配信映像は、1週間程度限定でアーカイブ配信いたします。ネット環境等のためにオンライン配信を見られなかった方はこちらをご利用ください。

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会場での参加をご希望の方へ
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お申し込みなく来店された方は、入店をお断りすることがございますので、ご注意ください。

会場:Readin’ Writin’ BOOK STORE
〒111-0042 東京都台東区寿2-4-7

2023.12.28. | Posted in news